<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<feed xml:lang="ja" xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:thr="http://purl.org/syndication/thread/1.0">
  <title type="text">癒しの翼</title>
  <subtitle type="html">『テイルズオブシンフォニア』のロイド受けで小説を書いていきたいと思います。


今、はまっているのは、ルクロイとゼロロイです。




コメントなど頂けると、励みになります！！</subtitle>
  <link rel="self" type="application/atom+xml" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/atom"/>
  <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/"/>
  <updated>2008-12-01T23:35:59+09:00</updated>
  <author><name>飛翔</name></author>
  <generator uri="//www.ninja.co.jp/blog/" version="0.9">忍者ブログ</generator>
  <atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" />
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/25</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0" />
    <published>2010-04-07T16:22:15+09:00</published> 
    <updated>2010-04-07T16:22:15+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>ロイド・アーヴィング</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699">＊『力を持つ声の正体』の続きです。<br />
<br />
<br />
</font><font color="#666699"><br />
「まずは自己紹介からですよね。私はエステリーゼっていいます。エステルって呼んでくださいね。」</font></p>
<p><font color="#666699">そう言って、礼儀正しく頭を下げた少女は、ルークとアッシュの知り合いらしい。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「アッシュがずっと入院していた病院は、私の親戚の病院なんです。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークたちの父親は、古くから付き合いがあり人物的にも技術的にも信用できるエステルの親戚にアッシュを託した。</font></p>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「そういや、あの色白の気持ち悪い奴はどうしたんだ？逃げたのか？？」</font></p>
<p><font color="#666699">ふっと思い出したと言わんばかりにロイドが首を傾げて言った。<br />
ロイドの、怯えや憎しみを一切感じない物言いに、クラトスやミトス、アッシュたちは目を見開き、ルークとクレスは苦笑した。</font></p>
<p><font color="#666699">「ホンット、お前は大物だよなぁ～。」<br />
「ロイドはロイドって事だね。」</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「アイツは警察に突き出したよ。」</font></p>
<p><font color="#666699">ミトスが底冷えしそうな冷たい声で言うのに、ロイドは小首を傾げた。</font></p>
<p><font color="#666699">「え、でも警察に突き出したって、罪を認めさせられるのか？」</font></p>
<p><font color="#666699">クヴァルがロイドにした事は、一般の警察では理解できない『力』に関わる事なので、意味がないのではないかとロイドは思った。<br />
が、ミトスが首を横に振る。</font></p>
<p><font color="#666699">「ロイドが赤ん坊だった頃、アイツはクラトスに怪我を負わせたからね。被害者であるクラトスが訴えれば、とりあえずその罪だけは認めさせられる。」<br />
「あっ&hellip;&hellip;&hellip;そ、か&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドは過去の光景&hellip;&hellip;クラトスがクヴァルに刺される姿を思い出して、表情を曇らせた。</font></p>
<p><font color="#666699">「お腹の傷&hellip;まだ、痛むのか？」<br />
「っ―――――――――。」</font></p>
<p><font color="#666699">恐る恐るといったふうに訊ねたロイドに、クラトスは目を見開いた。<br />
そして何も答えないクラトスに、ロイドは首を傾げる。<br />
聞いてはいけない事だったのだろうかと&hellip;。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;&hellip;ロイド、クラトスの刺された時の事覚えてたりする？」</font></p>
<p><font color="#666699">答えられないクラトスの隣から、ミトスが顔をロイドに近付け、真剣な表情で質問した。<br />
ミトスの雰囲気に少しおされながら、ロイドは首を横に振った。</font></p>
<p><font color="#666699">「全然。けど、みたんだ&hellip;&hellip;母さんが、見た『もの』が、まるで俺が見たものみたいにみえた。」<br />
「ロイドのお母さんがロイドにみせた&hellip;？」</font></p>
<p><font color="#666699">スッと目を細め、纏う雰囲気を冷たくしたミトスに気付いた訳ではないだろうが、ロイドはその質問に首を振ることですぐ答えた。<br />
しばらく黙って目を閉じるロイドを、皆が見守る。<br />
ゆっくり目を開きながら、ロイドは口を開いた。</font></p>
<p><font color="#666699">「みせるつもりはなかったんだと思う。多分&hellip;ずっと俺を守る為に、俺の中にいてくれたんだ。でも、いきなりアイツが俺の前に現れて、恐怖が広がったんじゃないかな。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
「アイツが現れた時の事、ホントはよく覚えてないんだ。訳が解んねぇ間に＜怖い＞って気持ちでいっぱいになって、気付いたら母さんの過去の記憶をみてた。」<br />
「お母様の恐怖が、流れ込んできてしまったんですね&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドの話に頷きながらエステルが呟く。</font></p>
<p><font color="#666699">「なの、かな？&hellip;&hellip;俺が知ろうとするのを止めようとしてた。俺が俺自身の記憶として思い出すのを心配してくれてたみたいなんだけど&hellip;俺、思い出せないんだよな～。」</font></p>
<p><font color="#666699">だって、赤ん坊だったんだし。と笑うロイドの笑顔には陰りがない。<br />
その事に、ミトスはホッとする。<br />
ずっと海外に行ったきりの両親を持つミトスは、身勝手な親の行為に過敏だった。<br />
ロイドの母、アンナは違ったのだと、とりあえず纏う空気を緩めた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「人によっては、『力』が勝手に記憶をこじ開けることもあるんだよ。生まれた瞬間を覚えてる人もいるんだ。」<br />
「へぇ～、すっげーなぁ！あっ、テストの時に『力』使えれば、徹夜しなくても勉強した事思い出せるんだな！」<br />
「「ぶはっ！」」</font></p>
<p><font color="#666699">ミトスの説明に頷き、いいよなぁ～と言うロイドに、ルークとクレスが噴き出す。</font></p>
<p><font color="#666699">「っロイド&hellip;君は相変わらず&hellip;&hellip;。」<br />
「ははっ、単純な奴っ！」</font></p>
<p><font color="#666699">大爆笑する二人に、ロイドは頬を膨らませる。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「ロイドはとても強い人ですね。」<br />
安心したように、エステルが微笑む。<br />
ミトスはその言葉に頷き、アッシュはフンッと鼻を鳴らした。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">場が和やかになり、クラトスの返答を求める流れは切り離されていた。<br />
隣に座っていたミトスは、クラトスがテーブルの下で自らの腹を押さえているのを見た。<br />
長い前髪で隠されたクラトスの表情は窺いようもなかったが、ロイドの突然の質問に激しく動揺しての行動だと理解していた。</font></p>
<p><font color="#666699">古い傷は、痕は残っているものの、もう塞がっていて痛みはないと、以前クラトスは言っていた。<br />
その傷跡は、力足らずの自分を戒めるものとも思っていそうなクラトスだ。<br />
何の準備もないまま、ロイドの質問に答える事はできなかっただろうと、ミトスはため息をついた。<br />
そしてコーヒーカップを口元に近付け、微笑みながら控えめな声で囁く。</font></p>
<p><font color="#666699">「まぁ、ロイドなら、クラトスのネガティブ思考なんて全部散布させちゃうだろうけどね。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
ミトスは確信を持っていた。<br />
ロイドの持つ、本当の意味での強い『力』は、彼の心であると。</font></p>
<br />
<p><font color="#666699">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
更新、遅くなりました（汗）<br />
待ってくださっていた方々には、本当にすみませんでした！<br />
<br />
前回はアッシュの事を優先してしまいましたが、今回は親子に&hellip;なっていたかな？（汗）<br />
事件後、肝心の犯人（クヴァル）をどうしたかを書いていなかったので、とにかくそれを書いてみました。<br />
まだ書いていませんが、ミトスとアッシュはオンライン友達という感じで考えています。<br />
出来れば、ルークとアッシュの和解（？）編も書きたいです。<br />
ルークをロイドが救ってくれたように、アッシュにはナタリアを中心とした人たちが支えとなってくれていたと&hellip;。<br />
アシュナタも好きなんです。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/24</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E4%B8%8B%E7%94%BA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%93%EF%BC%8B%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89/%E6%8A%95%E7%A5%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%9C%E3%81%A3%EF%BC%81" />
    <published>2010-03-18T22:13:28+09:00</published> 
    <updated>2010-03-18T22:13:28+09:00</updated> 
    <category term="下町コンビ＋ロイド" label="下町コンビ＋ロイド" />
    <title>投票したぜっ！</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699">「ユーリー！フレンー！！」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
元気に響いてきた声に、話を中断してユーリとフレンは目を向ける。<br />
そこには二人の想像通りの人影があった。<br />
めいっぱい手を振って、満面の笑みを浮かべて駆け寄ってくるロイド。<br />
ロイドの両脇には、ノイシュとラピードがいて、ロイドと息を合わせて二人の所までやってきた。</font></p>
<p><font color="#666699">「あっちでさ、人気投票っていうの、やってたんだ！ユーリとフレンはもう投票してきたか！？」</font></p>
<p><font color="#666699">駆けてきたせいで少し荒い呼吸の中、ロイドは目を輝かせて二人に訊ねる。<br />
ユーリとフレンは目を合わせ、揃って苦笑しながら、利き手をロイドの頭の上に置いた。</font></p>
<p><font color="#666699">「情報遅いぜ、ロイド。あれは3日前から始まったんだとさ。」<br />
「えぇっ！？」<br />
「まぁ、僕らも投票してきたのはついさっきだけどね。」<br />
「何だよ～&hellip;。せっかく連れてってやろうと思ったのにさ～&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
くしゃっとロイドの髪を慰めるように軽く包むユーリ。<br />
ポンポンと軽く叩いて、労わるように頭を撫でるフレン。<br />
ロイドが、二人の大きな手に負けないように、グッと頭を上げて見上げてみると、二人はいつもの優しい笑みを浮かべていた。</font></p>
<p><font color="#666699">励ますように、二人の手が、ロイドの頬を滑って肩を叩く。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ロイドがこれから投票に行くなら付き合うよ。」<br />
「あぁ。そもそもお前が見つからなくて、フレンと様子見に行ったんだしな。」<br />
「一体何処に居たんだい、ロイド？ロイドが行きそうな所はユーリと探したんだけど&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">二人の言葉に、ロイドは大きな目を更に開き、シュンッと肩から力を抜いた。</font></p>
<p><font color="#666699">「ごめん、探してくれたのに&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">申し訳なさそうにしているロイドに、ユーリもフレンも気にするなと声を掛ける。<br />
もう一度、頭を撫でてくる二人の手に、ロイドは漸く笑った。</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「アスベルにアイリリーの裏の山まで連れてってもらってたんだ。クロソフィの花が咲いてるって、教えてくれてさ。」<br />
「「アスベルと！？」」<br />
「うん。クロソフィの花、綺麗だったんだけど、ルークが踏んじゃってさ&hellip;。。」<br />
「「ルークも一緒に！？」」</font></p>
<p><font color="#666699">アスベルの名が出、驚いた二人は、立て続けにルークの名が出てきて、もう声を抑えられなくなっていた。<br />
アスベル・ラント、ルーク・フォン・ファブレ、この二名はロイドにくっつきたがるので、要注意人物としている。<br />
&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ロイドっ！裏山にはモンスターもいるんだ！ただでさえ危険な場所へ、危険な人物と一緒に行くなんて、軽率すぎるっ！！」<br />
「けい、そつ？」<br />
「そうだぞ、ロイド！あの坊ちゃんズには充分に警戒しろって言っただろ！？」<br />
「け、けーかい&hellip;&hellip;？？？」</font></p>
<p><font color="#666699">勉強が苦手なロイドは、二人の言葉にクエスチョンマークを浮かべるばかりだ。</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;すぅ&hellip;&hellip;くー&hellip;。」<br />
「「&hellip;&hellip;&hellip;。」」</font></p>
<p><font color="#666699">あれから、ロイドに対する説教が始まり、そこから坊ちゃんズ対策へと話が発展し、ユーリとフレンが意見をまとめてロイドを見れば、肝心のロイドは眠っていた。<br />
飽きっぽいロイドは、二人の終わらない話し合いに欠伸をこぼし、やがて抗えぬ眠気に襲われて眠ってしまったのだろう。</font></p>
<p><font color="#666699">肩を落とすフレンに自分も一息吐いて、ユーリは軽くコツンッとロイドの頭を叩いた。<br />
そんなユーリを見、それでも眠るロイドに、フレンは苦笑した。</font></p>
<p><font color="#666699">交代で二人におぶられながら、ロイドは健やかに眠り続けた。</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ユーリとフレンに一票入れたんだ、俺！」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
翌朝、ロイドの作った朝ごはんを三人で仲良く食べていると、ふと思い出したと笑ってロイドが言った。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;&hellip;え？」<br />
「おい、ロイド。それって&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">少し頬をひきつらせたフレンとユーリに気付かぬまま、ロイドはニッコリと微笑んで言う。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「一番好きな人への投票だよ。」</font></p>
<p><font color="#666699">二人とも、俺のかっこいい兄貴だもんな！と少し照れながらも満面の笑みで続けるロイド。</font></p>
<p><font color="#666699">「ははっ、そりゃ&hellip;どうも。」<br />
「あ、ありがとう、ロイド。」</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">『無効投票』</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">ユーリとフレンの頭に同時に浮かんだものは、喜びともうひとつ&hellip;。<br />
ロイドの勉学に対する姿勢を改めさせる事であった。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
（勉強ばっかりやらせる気はねぇが&hellip;&hellip;ロイドの為だ。）<br />
（一刻も早く、ロイドに最低限の一般常識だけでも覚えさせないと&hellip;。）</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">どこか暗い笑みを浮かべているユーリとフレンに、ロイドは首を傾げるばかりだった。</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">&nbsp;</font></p>
<p><font color="#666699">「あ、最強コンビの投票は、ユーリとフレンとラピードにしたぞ！」<br />
「「一般常識ぃぃーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！」」</font></p>
<p><font color="#666699">兄たちの苦悩はまだまだおさまらない&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
気が付いたら投票が始まってますね、テイルズチャンネルｗ<br />
迷わずロイドに一票入れてきたのですが、迷ったのはコンビでした。<br />
ロイドは決定として、さて相棒は誰に&hellip;。<br />
<br />
相棒にしたい相手が多すぎて挫折しました&hellip;&hellip;（＿＿；）</font></p>
<p><font color="#666699">って、事で初の下町コンビ＋ロイドです（＾＾；）<br />
ロイドがモトなら、誰でもＯＫだっ！！<br />
<br />
親子長編の続きが、上手くまとまらなくて唸る毎日です&hellip;。<br />
もう少々お待ちくださいね（汗）<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font><font color="#666699">＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/23</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E5%8A%9B%E6%8C%81%E3%81%A4%E5%A3%B0%E3%81%AE%E6%AD%A3%E4%BD%93" />
    <published>2010-02-10T19:52:25+09:00</published> 
    <updated>2010-02-10T19:52:25+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>力持つ声の正体</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699">＊『健やかなる目覚め』の続きです。<br />
<br />
<br />
<br />
「&hellip;って事で、コーヒー入れてくれよ、クレス！」<br />
「うん、それは構わないんだけど&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">いきなり『ファンダム』にやってきたルークは、ロイドの手を引いて元気いっぱいな様子で、クレスは安心した&hellip;&hellip;が。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「えーっと&hellip;何人分、入れればいいのかな？」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドの後ろから、見知ったルークにそっくりな少年を始め、見覚えのある赤髪の男が顔を出し、見覚えのない顔も見えてきた。<br />
後何人いるのかとクレスは思わず指をさして数えだしそうな自分を抑えた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
念には念を、という事で、倒れたロイドはファブレ家専属の医師に診てもらい、ルークの屋敷で眠らされていた。<br />
ロイドに続きルークが起きた後、二人はその場に居たクラトスに『クレスのコーヒー飲んでくる。』とだけ告げて、待ちきれないように駆け出し&hellip;&hellip;&hellip;アッシュに捕まった。<br />
二人が、怒り狂っているアッシュに首をかしげていると、ミトスがやってきて、アッシュの怒りを鎮めてくれた。<br />
が、コーヒーよりもまず話し合いが必要だと真剣な顔でミトスがロイドを諭し、それもそうかとロイドが頷こうとした時、その手を握っていたルークが「だぁーーー！！！」と叫び出ぶ。</font></p>
<p><font color="#666699">『話し合いなんて、コーヒー飲みながらでも出来るっつーのっ！！』</font></p>
<p><font color="#666699">大声でそう主張したルークに引っ張られるままに、ロイドはファブレ邸を出る。<br />
が、気が付けば後ろにはミトス、クラトス、アッシュ、エステルがついてきていた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「お待ちどう～。」<br />
「サンキュー、ロイドっ！」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
テーブル席に座ろうとしたルークは、当然ロイドの隣に座るつもりだった。<br />
が、ニコニコと微笑みながらも「ロイドの隣に座らせてね。」としっかり主張したミトスと、そんなミトスに鋭い視線を送っては、ロイドへ席へと目を動かすクラトスの行動に、&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;ルークは自分がハズレクジを引く可能性を消す方法をとった。</font></p>
<p><font color="#666699">よって、皆はカウンター席、ロイドはクレスと並んで皆の正面で、クレスが入れたコーヒーを渡してくれる。<br />
カウンター越しなれど、呼べば正面に来てくれるロイドに、ルークは大満足だった。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">ロイドはクレスが言うとおりに、カウンター席に座っている皆にコーヒーを渡していく。<br />
まずは、そわそわしてあからさまに落ち着かない様子だったルークに。<br />
次にニコニコと穏やかに微笑んでいるエステルに。<br />
ジッとこちらを見ていたクラトスに。<br />
楽しそうに、クラトスとこちらを見比べているミトスに。<br />
そして、ルークと同じ顔の作りをした&hellip;&hellip;不機嫌を隠そうともしないアッシュに。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「お前だろ？」</font></p>
<p><font color="#666699">アッシュにコーヒーを渡しながら、ロイドは言った。<br />
座っているアッシュがロイドを見上げる。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
「俺には『声』しか聞こえなかったけど&hellip;&hellip;お前には俺が見えてたみたいだった。あれは、お前だろ？」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">ニコニコと微笑みながら訊ねてくるロイドに、アッシュは内心焦っていた。<br />
何も〈こんな〉場所で言わなくてもいいだろう！？と、どなり散らしてやりたいくらいだが、ここにはミトスもエステルも、そしてルークもいる。<br />
アッシュとしては、もっとも宜しくない人物が揃っていた。</font></p>
<p><font color="#666699">「なぁ&hellip;―――」<br />
「うるせぇっ！俺は静かにコーヒーが飲みてぇんだよっ！！」</font></p>
<p><font color="#666699">誰よりも大きな声をあげて、そう言ったアッシュに、ロイドは首を傾げる。<br />
怒らせるような事を言っただろうか？と思っていると、『声』が脳内に響いてきた。</font></p>
<p><font color="#666699">―――この場で変な事、言いだすんじゃねぇっ！―――</font></p>
<p><font color="#666699">目の前には、フンっ！と視線をそらしたアッシュ。<br />
脳内に響いてきた『声』は確かにアッシュのもので&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
ロイドは初めてアッシュと話した時と同じように、フッと笑って「素直じゃない奴だな。」と呟いた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
気持ちが悪いくらい色白の男、クヴァルを目の前に意識を失って、母の想いをみて&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;それから目を覚ましてルークに触れた時、ロイドはアッシュに声を掛けられた。</font></p>
<p><font color="#666699">『お前は&hellip;。&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;どうして俺に干渉出来る？』</font></p>
<p><font color="#666699">突然の事に、ロイドは思わずルークの髪に触れていた手を離す。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">何も聞こえてこない事を確認してから、もう一度&hellip;今度は軽く包む感じでルークの髪に触れる。</font></p>
<p><font color="#666699">『話す気がねぇなら、始めから干渉してくるんじゃねぇよっ！！』</font></p>
<p><font color="#666699">その声は耳から聞こえる訳ではなく、直接頭の中に響いてくる。<br />
ぎゃぁぎゃぁと続く文句に、姿が見える訳でもないのに、ロイドは強い生命力の光を感じる。</font></p>
<p><font color="#666699">「お前は、ちゃんと生きてるんだな。」</font></p>
<p><font color="#666699">『当たり前だっ！&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;まだ死ぬ訳にはいかねぇんだよっ&hellip;。』</font></p>
<p><font color="#666699">強い力の光が、ロイドの目の前で眠っているルークの傍で揺らめいているように感じた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
『&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。』</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;そうか、ルークを待ってるんだな。」</font></p>
<p><font color="#666699">凛としている光は、ルークに近付く事を躊躇っている。<br />
けれど、一定の距離を保ったまま、離れない&hellip;&hellip;&hellip;近付く許しを得られるまで待っているように&hellip;&hellip;ロイドには、そう思えた。</font></p>
<p><font color="#666699">『んなっ！？ふ、ふざけんじゃねぇっ！！！！！そんな訳がねぇだろうがっ！！！！！！！！！！！』</font></p>
<p><font color="#666699">途端、慌てたように言葉を並べる『声』に、ロイドは笑いながら言った。</font></p>
<p><font color="#666699">「素直じゃない奴だな。」</font></p>
<p><font color="#666699">『黙りやがれっ、このガキがっ！！！』</font></p>
<p><font color="#666699">乱暴なその言葉に、ロイドは怒りよりもまず、疑問を持つ。<br />
『声』には、俺の姿が見えてるのだろうか？&hellip;&hellip;と。</font></p>
<p><font color="#666699">そして、アッシュはロイドに教えてくれた。<br />
『特別な力』の事や、眠っている時は勝手にルークに意識が引きずられている事を。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「気が付きゃ、コイツ（ルーク）の中にいた。だから俺はよく知ってるのさ。コイツがどれ程、俺を嫌っているか、な。」</font></p>
<p><font color="#666699">嘲るような響きは、ルークに対してではなく、自分自身に対して言っているように聞こえた。<br />
思わずムッとして、ロイドは言った。</font></p>
<p><font color="#666699">「俺も知ってるぜ？ルークがどれだけ感情表現に苦労してるか、さ。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;どういう意味だ？」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドは、包み込んでいるルークの朱色の毛先を指でクルクルといじりながら呟く様に言った。</font></p>
<p><font color="#666699">「喜びや悲しみとか、単純なのは解ってると思う。&hellip;けど、淋しさや戸惑い&hellip;&hellip;絶望とか、そう言ったドロドロしたもんは多分、ルークの中で整理しきれていないんだと思う。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークは時に外見よりも幼い行動やしぐさをし、時にロイドが驚くほど大人な表情をし、難しい言葉をつかう。<br />
そんな時、ロイドはルークの表情を見ることにしている。<br />
彼が見せる大人な表情は、すべて苦しげなものが見え隠れしていて、ロイドにもどういった感情なのか解らない時がある。<br />
ルーク自身が解らないまま、自らの気持ちを持て余しているようにも思えた。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;」</font></p>
<p><font color="#666699">その時、ロイドはルークの兄については何も知らなかった。<br />
けれど、ルークに気付かれずに傍に居れる事・ルークに害を及ぼす気がない事は明らかで、きっと何か繋がりがある奴なのだろうと思った。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「そう、アッシュは全然素直じゃないよ。メールとかだと落ち着いてる感じなのに、実際テレパスしてみるとギャンギャン騒ぐしね。」<br />
「そうですね。アッシュはとっても元気いっぱいです。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドの呟きを拾い上げ、ミトスは少しからかう様に言い始める。<br />
それに何度も頷きながら、自分の意見を言うエステルは無邪気な笑顔だ。</font></p>
<p><font color="#666699">そこでまたアッシュが怒鳴り始め、クレスの素早い判断により、ロイドは[貸し切り]の札を看板に重ねに行った。<br />
<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
今回は、以前書いたものの謎な部分を明らかにしただけで終わってしまいました&hellip;。<br />
『解き放たれた力』、ですね。<br />
ロイドが独りでしゃべり続けるところがあったのですが、そこです。<br />
アッシュと話していたんですよ、ということで（汗）</font><br />
<br />
<font color="#666699">閲覧してくださっている皆様、拍手を始め、コメント、本当にありがとうございます。<br />
とても励みになっています！<br />
<br />
今回は全然、親子話に触れられなくて申し訳ないです（＿＿；）<br />
また次回に！！<br />
<br />
<br />
<br />
色々なサイト様をまわっていて、気が付くと他のキャラともロイドを仲良しにさせたくなりますｗ<br />
</font><font color="#666699">収集がつかなくならないよう、そこは区切りをつけていきたいと思います！ということで、また別のお話もイメージ中です。<br />
<br />
読んでくださり、ありがとうございます。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/22</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E5%81%A5%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%9B%AE%E8%A6%9A%E3%82%81" />
    <published>2010-01-12T22:14:24+09:00</published> 
    <updated>2010-01-12T22:14:24+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>健やかなる目覚め</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">＊『父の声』の続きです。</span></font></span><br />
<br />
<br />
<br />
変に温かい&hellip;。<br />
自分の右手をすっぽりと包みこんでいる大きな手は、少し低い体温で、握る指の優しい力加減に心が落ち着く。<br />
逆に左の手を握る力は、ギュッと容赦なく強くて、そして手は自分の手より大きいのに、その手は子供の体温のようにとても温かい。</font></p>
<p><font color="#666699">少しずつ意識が浮上する中、両手が身体の両側からそれぞれ拘束されているのを感じたが、それはロイドに安心感を与えてくれていた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
ゆっくりと目を開くと、真っ白な高い天井が見えた。<br />
少しだけボーっと天井を見つめていたが、まるで急かす様に右手を包んでいた手が、握る指に力をこめてきて&hellip;ロイドは不意に右手に力を入れ、そちらを向く。<br />
紅い髪の男が、そこに居た&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
自分を迎えに来てくれた&hellip;&hellip;優しい、父親の顔をして手を握ってくれた&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;――――――</font></p>
<p><font color="#666699">「父、さ&hellip;ん&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">初めてそう呼んだ時と同じように、嬉しそうに目を細めたところまでは、同じだった。<br />
クラトスは、口元を少し綻ばせた後、ロイドの右手にもう一方の手も添え、両手で握りこんだ。<br />
そして、額がその手に触れるくらい、顔を伏せ、まるで祈る人のような姿勢になる。</font></p>
<p><font color="#666699">どうしたのかと、ロイドが口を開きかけた瞬間、クラトスは言った。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ロイド&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
たった一言。<br />
だが、その一言は、色々な想いが籠められているように、ロイドには聞こえた。<br />
『喜び』や『悲しみ』と言った言葉では片付けられないような深い深い響き。<br />
ロイドは、大きな手に包まれた指にギュッと力を入れて、握り返した。<br />
ゆっくりと顔を上げたクラトスの表情を見る前にと、ロイドは口を開いた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「迎えに来てくれて、ありがとうな。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
目が合ったクラトスは、驚いたように目を開いていて&hellip;&hellip;&hellip;それが少し面白く感じられて、ロイドは笑った。<br />
クラトスの口が戦慄く。</font></p>
<p><font color="#666699">「ロイド&hellip;っ、よく、生きていてくれた&hellip;&hellip;&hellip;！」</font></p>
<p><font color="#666699">そう言ったクラトスの声は震えていて&hellip;。<br />
今度は両手で握りこんでいるロイドの手に額を押し付けた。<br />
ロイドは、そんな『父親』の姿に、少し戸惑いながら、右手の指に力を込める。<br />
泣いているのかもしれない&hellip;&hellip;堪え続けているのかもしれない&hellip;&hellip;&hellip;そんなクラトスの姿から、ロイドは感じる事ができた。</font></p>
<p><font color="#666699">自分がどんなに想われ続けていたか&hellip;&hellip;&hellip;どれ程、想われているかを。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「っ&hellip;！」</font></p>
<p><font color="#666699">気付けば、ロイドは目頭が熱くなってきていた。<br />
目の前の『父親』から伝わってくる想い&hellip;&hellip;それに重なって感じる温かな優しい『母親』想い。<br />
知らなかった両親の想いを、今まさに感じて、胸が温かさでいっぱいになって身体の外に溢れ出てしまうように&hellip;&hellip;&hellip;ロイドは涙を流した。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">不意に頭を上げたクラトスと目が合う。<br />
気恥ずかしくなり、思わず目を閉じて左手で涙を拭おうとして思い出す。<br />
左手も拘束されている事を&hellip;。</font></p>
<p><font color="#666699">「あっ！」</font></p>
<p><font color="#666699">少しだけ左手を持ち上げてしまったロイドは、それ以上左手を動かさないようにしながら、視線を左手の方へ移す。<br />
そこには、見知ったバイト仲間のルークが居た。<br />
ロイドの手を力いっぱい握りながらも寝コケている様だった。</font></p>
<p><font color="#666699">「どうしてルークが&hellip;。」<br />
「お前の傍に居たいと言ってきた。」<br />
「え？&hellip;&hellip;&hellip;んっ。」</font></p>
<p><font color="#666699">クラトスの言葉に、今度はそちらに顔を向けると、大きな手がロイドの涙を拭った。<br />
その優しい大きな手と、穏やかな笑みに、ロイドは気恥ずかしさなど忘れ、自分も笑みを浮かべていた。</font></p>
<p><font color="#666699">「サンキュ。」<br />
「目を覚ました時にお前が泣いていたら、ソイツも益々心配するだろう。」<br />
「あぁ、ルークって変に心配性だからな。」</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">しっかりと涙をぬぐってもらったロイドは、もう一度クラトスに礼を述べ、ルークに握りこまれている左手に力を込めながら目を閉じた。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">クラトスは、ロイドの身体が蒼い光を帯び始めるのを見ていた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">『ルーク。』</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドの声が聞こえてきて、ルークは振り返る。<br />
そこには、やはりロイドが居て&hellip;お日様みたいに笑って、自分に手を差し出してきた。</font></p>
<p><font color="#666699">『起きろよ。』</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドの口は笑みを象ったまま動いていないのに、声は確かに頭に響いてきた。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;起きたら、ロイドも起きてるよな？」</font></p>
<p><font color="#666699">目の前の手を握りながらルークが訊ねると、ロイドはキョトンとした。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;&hellip;&hellip;だって、お前&hellip;何度揺さぶってもピクリともしなかったんだ。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークは、ロイドの手を握る手に力を込める。</font></p>
<p><font color="#666699">「何度呼びかけても、目を開けなかったっ&hellip;&hellip;&hellip;！」</font></p>
<p><font color="#666699">『&hellip;&hellip;ルーク。』</font></p>
<p><font color="#666699">思い出して、ルークはギュッと目をつぶる。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
クラトスによって薬の作用から抜け出したロイドは、ぐったりとしていて、顔も青白くて&hellip;&hellip;細い身体が尚更細く感じられた。<br />
その時の恐怖を、再び思い出して、ルークは眉間にしわを寄せる。</font></p>
<p><font color="#666699">と、頭にポンっと手が置かれる。</font></p>
<p><font color="#666699">『心配掛けて、ごめんな。』</font></p>
<p><font color="#666699">優しい声に、思わず顔を上げると、困ったように笑うロイドが見えた。</font></p>
<p><font color="#666699">『何かたっぷり寝たみたいでさ、今すっごく頭がさっぱりしてるんだ。だからさ、起きて、一緒にクレスの入れてくれるコーヒー飲みに行こうぜ？』</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
その言葉に思わず笑みを浮かべて、ルークは力強く頷いた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;ん～。」<br />
「おはよ、ルーク。」</font></p>
<p><font color="#666699">夢と同じに、ロイドの手を掴んだままの状態にルークは安堵し、身体を起こした。<br />
目の前の、本当に元気そうなロイドを見て、あくびをした後、笑いながら言った。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「んじゃ、クレスのコーヒー飲みに行こうぜ。」<br />
「おう！」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
ロイドの元気な返事に、ルークはくすぐったくなって、また笑った。<br />
</font></p>
<p><font color="#666699">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
またまた久々更新で、ホントすみません（汗）</font><br />
<font color="#666699">少し前に、こちらのブログに拍手機能を使えるようになったと知り、更新急ぎたいな～（汗）と思っていたところです。<br />
もっとも、廃れすぎてて、拍手機能は必要ないかもしれませんが&hellip;&hellip;そこは純粋に機能を楽しもうとおもっております（笑）</font><font color="#666699"><br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/21</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E7%88%B6%E3%81%AE%E5%A3%B0" />
    <published>2009-08-19T23:52:05+09:00</published> 
    <updated>2009-08-19T23:52:05+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>父の声</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">＊『力を持つ者、対峙する』の続きです。</span><br />
<br />
<br />
大きな蒼い翼を背にしたロイドが、ゆっくりと目をあける。<br />
が、いつもは明るい輝きを宿しているその瞳は、今ひどく虚ろだった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「ロ、ロイド&hellip;？―――っ！？」<br />
「「えっ！？」」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドへと近付きながら、声をかけたルークが、突然頭を抱えてしゃがみ込む。<br />
それを、ミトスとエステルは驚きの目で見つめる。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ちっ！さっきの薬が効いていやがる！！おい、ルーク！そいつに同調するなっ！！！」<br />
「ぐっ&hellip;ぁぁっ！！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">アッシュがルークに怒鳴りつけるが、ルークはしゃがみ込んだまま、苦しげに呻き続ける。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「そんなっ&hellip;。私の力では薬の効果を消せなかった&hellip;&hellip;？」<br />
「間に合わなかったのかもしれない&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">エステルの戸惑いの言葉に、ミトスは眉をしかめながら呟く。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
ロイドは、形ある闇に身体を囚われていた。<br />
口を塞がれ、腕も足も動かせない。<br />
頭も固定され、自由なものは呼吸と瞳くらいだった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
そしてロイドの目の前で始まる、悲劇&hellip;&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「ロ、イド&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">１ｍも離れていない距離に立つ女性は、涙を流しながら眉を寄せ、苦しげにロイドの名を呼び続ける。<br />
答えたいのに、助けたいのに、闇に拘束されているロイドには、そのどちらも出来ない。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「あ&hellip;あぁっ！」<br />
「っ！！！！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">女性の背後の闇から、長い刃物が現れ、女性の身体を貫く。<br />
女性が地に倒れると同時に、ロイドの頭は、女性を見上げる角度に変えられ、再び固定される。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「た、すけ&hellip;&hellip;&hellip;てぇ&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
「――――――――――っ。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">地は血の海となり、それはゆっくりと広がっていく。<br />
ロイドの足も、すぐにその海につかった。<br />
なおも聞こえてくる女性の苦しむ声に、ロイドの瞳から涙があふれ出した。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">どれだけ、時間が過ぎただろう&hellip;。<br />
気が付けば、女性の悲痛な声は聞こえなくなっていた。<br />
ロイドは、未だ流れ続けている己の涙で、視界がぼやけていたが、それでも視線の先&hellip;地が赤一面なのは分かった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「アンナ&hellip;、あぁ、アンナ、こんな所に居たのか。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">何処からともなく、静かな声が聞こえてきた。<br />
血の海へと迷いなく進んできたのは、赤い髪の&hellip;何処かで見たような気がする男だった。<br />
男はロイドの足もとに屈むと、動かなくなった女性を抱き起した。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「さぁアンナ、一緒にロイドを探しに行かねば。きっと今頃淋しい思いをしている&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">男の声は、どこまでも穏やかで優しげに響くが、目の前の光景の全てがそれを裏切っている。<br />
ロイドから見える赤は、はたして男の髪の色か女性の血の色か&hellip;&hellip;。<br />
依然、ロイドの涙は止まらなかった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ぐっ&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
「この馬鹿野郎がっ！同調の解き方もしらねぇのか！？」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
両手で頭を抱えたまま呻き続けるルークの身体は少しずつ光を纏い始めていた。<br />
ルークとロイドの同調が強まった事を感じ、アッシュは怒鳴り声をあげるが、ルークの耳には届かない。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
ルークは、今ロイドが見させられているモノを、客観的な視線で見ていた。<br />
けれど、ルークの存在は、その幻覚の中に入る事が許されなかった。<br />
結果、ルークがいかにロイドを助けようともがいても、叫ぼうとも、ロイドには届かず、残酷な幻覚は続いていくばかりだった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">自力ではロイドが囚われている幻覚の中へ入れないと悟ったルークの意識は、ロイドから少し離れる。<br />
激しい頭の痛みを感じながら、ルークは目を開いた。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「っ！－－－－！！！！！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">アッシュが何かを喚き散らしているのが見えたが、はっきりと聞こえない。<br />
ルークは、頭を抱えていた左手を離し、その人物へと伸ばした。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「っ！？」<br />
「「「！？」」」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">苦しげに顔を歪めたルークに突然腕を掴まれたクラトス同様、アッシュたちも驚きに目を見開く。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド、を&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;っ！」<br />
「っ！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「クラトス！？」<br />
「「ルーク！！」」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">次の瞬間、ルークが纏っていた光がクラトスに移り、ルークは倒れた。<br />
そして、クラトスも膝を折り、頭を片手で支えて苦しげに呼吸を繰り返す。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
―――ロイドを&hellip;&hellip;&hellip;っ！―――</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
頭に響いてきた声を最後に、クラトスの視界は真っ黒に染まった&hellip;&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド&hellip;こんな所に居たのか。心配したぞ。なぁアンナ&hellip;。」<br />
「っ&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">止まらぬ涙で濡れ切っている頬に、男の手が触れる。<br />
その大きな手は紅で染まっていて、ロイドの頬にその紅を塗りつける。<br />
血のドロッとした感触が頬に伝わってくる。<br />
もう片方の手に女性を抱え、男は依然穏やかな声でロイドと『アンナ』&hellip;妻の名を呼び続ける。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドはもう気付いていた。<br />
紅に染まって動かなくなっている女性は自分の母で、そして今目の前にいる男は&hellip;&hellip;&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「さぁ、行くぞロイド。三人で共に過ごそう&hellip;。」<br />
「――――っ。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">頭も口も動かせないロイドは、見つめる事しか出来ない。<br />
ぼやけた視界に入ってくる男の口元は、笑みを象っているように見えるが、はっきりとはしない。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">そんな時、男が顔をロイドに近付ける。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「っ！！！！」<br />
「ロ、イド&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">見開いたロイドの目に映った男の口元から、血が流れていた。<br />
そして、ロイドの頭は再び角度を変えられ、男の腹が見える所で固定される。<br />
長い剣が男の腹に貫通していた。<br />
そして、後から後から、男の背後から鈍い音が聞こえ、その度に男の身体を貫く剣が増えていく。<br />
倒れない男と、その男に片腕で支えられている女性&hellip;。<br />
見開いている瞳ではっきりと見せられたロイドは、言葉では表せない程の激情に支配されていく。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">バサッ！！！</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「ふっ&hellip;&hellip;ははははっ！！これが&hellip;これが、アーヴィングの力の源ですか！！！！素晴らしいっ！！！！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">幻覚を外側から観察していた男&hellip;クヴァルは、ロイドの背に蒼く輝く翼を観止め、声を上げた。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「この力を私の為に使えれば&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;っ！？」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">闇に捕えさせているロイドに手を伸ばそうとした時、クヴァルは後ろから打撃を受ける。<br />
次の瞬間には、クヴァルの姿はその空間から消滅した。<br />
同時に、ロイドを囲っていた幻覚も闇も消え去る。<br />
残ったのは、翼を広げたロイドと&hellip;クヴァルからロイドを解放したクラトスだけだった。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">クラトスは、ゆっくりとロイドに歩み寄る。<br />
そして、気付く。<br />
&hellip;ロイドが固く瞳を閉じ、全てを拒絶するかのように身体を小さく丸めている様に&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドに声をかけながら、手を触れようとすると、ロイドの口から小さな声が聞こえてくる。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ぃやだ&hellip;&hellip;かぁさん&hellip;&hellip;とぉさん&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
―――見たくない、聞きたくない&hellip;&hellip;&hellip;―――</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
幼子のように泣きじゃくっているというのに、顔を俯かせて独りで苦痛に耐え続けている姿に、クラトスはたまらなくなる。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">クラトスはゆっくりと&hellip;逆立ったロイドの髪に触れ、優しく撫でた。<br />
反応を返さないロイドに、撫でる手を休めることはしない。<br />
小さいが、聞こえ続ける両親を求める声&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">クラトスは、躊躇った。<br />
今更、自分がこの子に何をしてやれるというのかと&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">『こたえてやってくれよっ！このままじゃ、ロイドは戻れない！！！』</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドの意識の空間の中に、直接響いてくる声に、クラトスはハッとする。<br />
この声は&hellip;この声の主は、自分をココへと連れて来てくれた少年だと気付く。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
『ロイドは、あんたが苦しみ続けているのは自分のせいだって思ってるんだ！自分が悪いってっ&hellip;&hellip;&hellip;だからっ、だから父親って分かってからも会いに行こうとしなかったんだ！！』<br />
「っ！？」<br />
『自分が近付けば、あんたはずっと過去にとらわれ続けるから、だから会いにはいかないって&hellip;&hellip;&hellip;。頼むよっ！ロイドを―――――――』</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
そこで、少年の&hellip;ルークの声は途絶えた。<br />
今のルークが、ロイドの意識の空間に干渉する限界が来たためだろう。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">クラトスは一度目を閉じ、それからゆっくりと目を開く。<br />
目の前の独りで泣き続ける我が子に顔を寄せ、静かな声で、けれどはっきりと告げる。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド、迎えにきた。私と一緒に、帰ろう？」<br />
「っ&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">クラトスの声に、今まで無反応だったロイドがピクリと肩を揺らした。<br />
そして、首を横に振る。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「帰りたく&hellip;ないのか？」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">訊ねるクラトスに、ロイドはまた首を振り、言う。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「かあさん、も&hellip;とおさんっも&hellip;&hellip;真っ赤&hellip;&hellip;。血、たく、さんっ&hellip;&hellip;いなくなっちゃぅ！」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドは幻覚の中で、ずっと見せられ続けていた光景に脅えていた。<br />
どんなに穏やかな声でも、優しげな声でも、目を開いてしまえば、それらは全て温かなものではなくなってしまうから&hellip;&hellip;。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">&nbsp;</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
「&hellip;目を開けなさい、ロイド。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドは、自分の目元に確かな温もりを感じた。<br />
その温もりは、自分の涙で湿るだけで、先程の様な嫌な感触はない。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「大丈夫だ。私は生きてここに居る。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">その言葉と共に、大きな手がロイドの手を優しく握る。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「ロイド。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
優しい声と、消えぬ確かな温もりに&hellip;とうとうロイドは薄目を開く。<br />
始めに紅が見えて、ビクリとしてしまうが、それでもゆっくりと目を開く。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">そこには、紅い髪と紅い瞳を持つ男が居た。<br />
何処か懐かしい感じのする、穏やかな表情に、込めていた身体の力が抜けていく。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「とぉ&hellip;さん？」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">ロイドが小さな声で呟くと、男は嬉しそうに目を細め、優しげな笑みを浮かべた。</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699">「共に帰ろう。お前が許してくれるのなら、話したい事が沢山あるのだ&hellip;。」<br />
「う、ん&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></span></p>
<p><span style="background-color: #ffffff"><font color="#666699"><br />
ロイドは何とか返事をし、ゆっくりと目を閉じる。<br />
ロイドの意識に作り出された空間が、光に包まれ、静かに消えて行った&hellip;。<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
長いもの続きですね（汗）<br />
詰め込み過ぎて、解説が追い付かないです（－－；）<br />
<br />
ロイドを幻覚+闇で拘束していたのは、クヴァルの意識ではなく彼がロイドに使った薬の作用です。<br />
アッシュに倒されたクヴァルは、今も倒れているはず&hellip;。<br />
<br />
このシリーズだと、クラトスが特別な力を持っている設定ではないので、ルークの力でロイドの中に入れたとしました。<br />
<br />
バーサスをやっているのですが、クレスをロイドの親戚設定にしたくなりますね（笑）<br />
二人のお母さんが姉妹とかで、従兄設定！<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</font></span></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/20</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E5%8A%9B%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A4%E8%80%85%E3%80%81%E5%AF%BE%E5%B3%99%E3%81%99%E3%82%8B" />
    <published>2009-07-26T19:52:25+09:00</published> 
    <updated>2009-07-26T19:52:25+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>力を持つ者、対峙する</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">＊『解き放たれた力』の続きです。<br />
</span><br />
<br />
<br />
その男は、突然現れた。<br />
病的な白い肌、相手をくった笑み。<br />
以前と、全く同じだった。</font></p>
<p><font color="#666699">違った事と言えば、ロイドが怯える事無く、真っ直ぐにその男を睨めつけている事だろう。<br />
以前の事が嘘のように、ロイドは、鋭い視線を男に向けている。<br />
男は、そんなロイドを愉快そうに見つめている。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ロイド・アーヴィング。アンナの姓を名乗っていてくれたので、探すのが簡単でしたよ。」</font></p>
<p><font color="#666699">くくくっ&hellip;と笑いながら一歩一歩近づいてくる男。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;俺に何の用だよ？」<br />
「君はアンナ・アーヴィングの子供だ。あの女の血が流れているのなら、充分に実験材料になるんですよ。」<br />
「実験、材料&hellip;&hellip;？」<br />
「アーヴィングの血をひく者は、面白い力を持っています。私はその力の研究を完成させたいのですよ。」<br />
「何を&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
「アーヴィングの血をひく者は、もう君しないない。&hellip;私の研究の完成には、君が必要なのですよ&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
男の言葉で、ロイドは悟った。<br />
母をつけ狙っていたのは、ただのストーカーではなかった事を。</font></p>
<p><font color="#666699">人を使って実験だの研究だのと、笑みを浮かべながら語る男は異常者としか見えなかった。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ふざけるなよ&hellip;&hellip;お前が&hellip;お前が、母さんをっ！父さんをっ！！！！！！」</font></p>
<p><font color="#666699">怒りをあらわに叫んだロイドに、男はフンっと鼻であしらう。</font></p>
<p><font color="#666699">「私は君の両親を殺してなどいませんよ。アンナは力を使い過ぎて自ら死に、君の父親は自害したか&hellip;もしくはその辺で生きているでしょう。」</font></p>
<p><font color="#666699">いずれにせよ、自分は直接手を下してなどいない、と男は笑う。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">ロイドは、両の拳をギリギリと握りしめ、怒りに身体を震わせていた。</font></p>
<p><font color="#666699">「あぁ、あの女のせいで未完成のままでしたが&hellip;。ようやく進められそうですねぇ。」</font></p>
<p><font color="#666699">『あの女』が指し示すのが、自分の母親である事は明白で&hellip;ロイドはとうとう怒りを抑えられなくなり、右の拳を振り上げた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
が、その瞬間、ロイドの頭の中に、ある声が響いてきた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
―――　だめだよ、ロイド。ソイツにそれ以上近付いちゃいけない！　―――</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「っ！？」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドは踏みとどまり、左手で頭を押さえる。<br />
目を見開いているはずなのに、今ロイドの目の前に見えるのは、薄気味悪い男ではなく、見知った少年だった。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「ミ、トス&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドは身体が重くなっていくのを感じる。<br />
瞼が落ちて来る&hellip;。</font></p>
<p><font color="#666699">ガクッと足から力が抜け、膝をつく。<br />
そのまま地面に倒れ込みそうになった所を、誰かの逞しい腕が抱き止めてくれたのを感じながら、ロイドは瞳を完全に閉じた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「貴様はっ！！」</font></p>
<p><font color="#666699">目の前で倒れたロイドを支えている人物を見、男&hellip;クヴァルは、声を荒げた。</font></p>
<p><font color="#666699">「もうお前の好きにはさせぬ。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドを支えながら、クラトスは鋭い目を更に細め、クヴァルを睨みつけた。<br />
クラトスがロイドを抱き上げると、クラトスの背後に居たミトスが駆け寄ってこようとする。</font></p>
<p><font color="#666699">「来るな。嫌な匂いが充満している。」<br />
「っ&hellip;&hellip;。ロイドはその匂いで&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">クラトスは片手で口元を押さえつつ、小さく頷く事で答える。<br />
そして、一歩一歩慎重にその場から離れていく。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
クヴァルは不愉快さを隠しもせず、顔を歪めていたが、ふと嫌な笑みを再び浮かべた。</font></p>
<p><font color="#666699">「よく生きていたものですねぇ。それ程、アンナを愛していなかったとみえる。」<br />
「貴様っ！！」</font></p>
<p><font color="#666699">クラトスが怒りをあらわにした瞬間、騒がしい足音が複数聞こえてきた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「そこまでだっ！！！！」<br />
「ロイドっ！！！」</font></p>
<p><font color="#666699">同時に響いた二つの声は、良く似ていたが、似ているのは声だけではなかった。<br />
髪型こそ違うが、そこに立っていた二人は、瓜二つだった。<br />
前髪を立てている方の少年は、不機嫌な顔を隠そうともせず、ミトスの隣に立つ。<br />
そしてもう一人&hellip;ルークは、ロイドへ駆け寄ろうとする。</font></p>
<p><font color="#666699">「止まれ、馬鹿がっ！」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークと瓜二つの少年が怒鳴ると、ルークはビクッと足を止める。</font></p>
<p><font color="#666699">「そいつが意識をなくしてるのが見えねぇのかっ！」<br />
「えっ&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">少年の言葉に、ルークは少しだけ冷静さを取り戻す。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;アッシュ、見えてるよね？解る？」<br />
「&hellip;&hellip;あぁ、『俺たちの力』を抑え込んで操る薬だな。」</font></p>
<p><font color="#666699">アッシュと呼ばれたルークと瓜二つの少年は、訊ねてきたミトスに答えながら、目の前の男を睨みつけていた。<br />
アッシュの言葉に、少し考えて&hellip;ミトスは薄らと笑みを浮かべた。</font></p>
<p><font color="#666699">「&hellip;じゃぁ、僕の出番だね。」</font></p>
<p><font color="#666699">ミトスはそう呟くと、ゆっくりと両手を天へあげる。<br />
瞬間、ミトスの足もとから空気が舞い上がり、ミトスの金の髪を揺らす。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「っ！&hellip;これは。」</font></p>
<p><font color="#666699">クラトスは、先程まで辺りに感じた嫌な匂いが無くなった事に驚く。<br />
それどころか、空気自体が澄み切ったようにも感じられた。</font></p>
<p><font color="#666699">「アッシュ！」</font></p>
<p><font color="#666699">ミトスは両手を下げ、アッシュの名を呼ぶ。</font></p>
<p><font color="#666699">「ちっ、解ってる！」</font></p>
<p><font color="#666699">舌打ちし、ミトスに返事をしてから、アッシュは目を閉じて右手を前に出す。<br />
すると、アッシュの右手の中に光が集まり、それは剣のような形におさまる。</font></p>
<p><font color="#666699">「このザコがぁーーー！！！！」</font></p>
<p><font color="#666699">カッと、アッシュが目を見開いた瞬間、クヴァルの身体が地から拒絶されたかのように跳ね上がる。<br />
アッシュの右手に集まっていた光は散り散りにクヴァルの身体を打ち抜く。</font></p>
<p><font color="#666699">「ぐぁぁぁーーーー！こ、こんな&hellip;」</font></p>
<p><font color="#666699">醜い呻き声を上げながら、クヴァルは地へと崩れ落ちた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「ロイド！ロイドっ！！」</font></p>
<p><font color="#666699">震える手をロイドの頬に添えながら、クラトスはロイドを呼び続けた。<br />
が、ロイドはピクリとも反応を返さない。</font></p>
<p><font color="#666699">「ロイドっ&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">顔を伏せ、クラトスはロイドの細い身体を抱きしめた。<br />
そんなクラトスを、ミトスは心配そうに見つめる。<br />
ルークは、とにかくそんな親子を不安そうに見つめるしかない。<br />
アッシュは、苛々と周囲を見渡す。</font></p>
<p><font color="#666699">と、その時、騒がしい足音が響いてきた。</font></p>
<p><font color="#666699">「遅くなりましたっ！」</font></p>
<p><font color="#666699">荒い息を繰り返しながら駆けて来たのは、小柄な少女だった。<br />
胸に手を当てながら、少女は呼吸を整えるように目を閉じ、またすぐに力強く瞳を開いた。</font></p>
<p><font color="#666699">「この方なんです、アッシュ？」<br />
「あぁ。&hellip;頼む。」<br />
「はい！」</font></p>
<p><font color="#666699">少し変わった、けれど丁寧な口調で喋る少女は、アッシュとの会話を終え、ロイドたちへと歩み寄る。</font></p>
<p><font color="#666699">「お前&hellip;エステル？」</font></p>
<p><font color="#666699">隣にしゃがみこんだ少女を見て、ルークは驚く。<br />
幼い頃に、何度か会った事のある少女だったからだ。<br />
そんなルークに少女は微笑み、目を閉じる。<br />
少女&hellip;エステルが祈るように両手を胸の前で合わせると、彼女の周りに温かい光が現れ始める。<br />
それらの光はまるで雪のように、ゆっくりと優しくロイドに降り注ぐ。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
暫し降り続いていた光は止み、ロイドの身体から光が消えていく。</font></p>
<p><font color="#666699">「これで、もう大丈&hellip;っ！？」<br />
「「「「っ！？」」」」</font></p>
<p><font color="#666699">エステルが目を開き、笑みを浮かべた瞬間。<br />
ロイドの身体がクラトスの腕から浮かびあがる。<br />
そして、空中に浮かんだロイドの背から、大きな光り輝く蒼い翼が広がるのを、クラトス達は見上げていた。<br />
<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
これは果たして親子中心となるか、段々解らなくなってきましたが、出したいキャラが増えてきていまして、つい&hellip;。<br />
力を持つ者としてミトスを考え始めていた頃から、アッシュとミトスを知り合いにする設定は浮かんでいました。<br />
エステルは、能力者+アッシュに悪態付かない（心が広い？）人物として当てはまったので&hellip;。<br />
ユーリも出したいですね～（笑）<br />
<br />
今回、何処まで行っても区切りが悪く感じて、長くなり過ぎてしまいました（汗）<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/19</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E6%BA%B6%E3%81%91%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%9F%E5%88%BB%E3%81%AE%E9%87%9D" />
    <published>2009-07-14T22:35:50+09:00</published> 
    <updated>2009-07-14T22:35:50+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>溶け始めた刻の針</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">＊『解き放たれた力』の続きです。<br />
<br />
<br />
<br />
「&hellip;クラトスの子供って、ロイドの事だったんだね。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">突然のミトスの言葉に、クラトスは驚いたが、そう言ったミトスの方も、驚いているのが窺えた。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
マーテルの弟であるミトスは、時折クラトス達『ツーハーツ』の作詞作曲を担当していた。<br />
まだ幼い、少年であるにも関わらず、ミトスには優れた音楽の才能があった。<br />
だが、少し特殊な力を持っている事が原因で、彼は学校には通っていない。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">だから友達もいなかった彼だが、最近友達が出来、家に連れてきたとマーテルが言っていた。<br />
嬉しそうに話すマーテルに、クラトスもユアンも思わず笑みを浮かべたものだったが&hellip;。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
そんな、引きこもりがちであったミトスが、マーテルに連れられて控室に入って来た途端、クラトスを&hellip;正確にはクラトスのそばに&rdquo;いる&rdquo;ものを見つめ、呟いた。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
「ロイドを&hellip;知っているのか、ミトス？」<br />
「あ、うん。友達&hellip;に、なったんだ。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">クラトスの問いに、珍しく照れたように答えるミトス。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「まぁ。もしかして、この間、遊びに来た子が？」<br />
「ううん。違うよ、姉さま。あれはジーニアス。ロイドとジーニアスは幼馴染なんだ。って、今はそんな事じゃなくて&hellip;。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">スイッとミトスが右手を上げ、クラトスの後方を指差した。<br />
その動作に、クラトスは怪訝な顔をする。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
「女性が、今、クラトスの守護にまわった。彼女は言ってる、ロイドを守るには自分は役不足だったと。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
突然のミトスの言葉に、クラトスは目を見開く。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「&hellip;それは、どうゆう事だ、ミトス？」<br />
「その人が教えてくれた。僕の知ってるロイドはクラトスと自分の息子だって。」<br />
「っ！？アンナが&hellip;アンナがいるのか！？」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">思わず声を荒立て、後ろを振り返るクラトス。<br />
だが、彼の目には後ろに立っているユアンしか見えない。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「その人の心は&hellip;&hellip;もうすぐ&rdquo;ここ&rdquo;から消える。」<br />
「っ！」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">クラトスは、ミトスの特殊な力について、以前から知っていた。<br />
相談にのった事もあった。<br />
だから、ミトスの言葉に戸惑う。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「アンナは消えてしまうというのか！？」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;そう、心は消え去る。でも、想いは&hellip;その人の想いは、きっとこれからずっとクラトスを守護する。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;っ。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">逝ったよ&hellip;&hellip;&hellip;と、静かに呟くミトスの言葉に、クラトスは強く目を閉じ、妻の冥福を祈った。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff"><br />
「ねぇ、クラトス。僕、ロイドに会いに行こうと思うんだけど、クラトスも一緒に&hellip;。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">言葉を続けようとするミトスに、クラトスは力なく首を横に振る。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「私は&hellip;ロイドに何もしてやれなかった。」<br />
「「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">沈んだクラトスの言葉に、ユアンとマーテルは黙り込む。<br />
が、ミトスは違った。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「&hellip;ロイドってね、凄く成績が悪いんだって。」<br />
「は？」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">突然のミトスの言葉に、沈黙を守っていたユアンが思わずといった感じに声を出す。<br />
クラトスはミトスに視線を向ける。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「勉強が大っ嫌いで、授業中に居眠りはするし、飽きっぽい。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">ミトスの真意が解らないクラトスは、耳を傾けるしかない。<br />
そんなクラトスに、ミトスは悪戯っぽく微笑みながら続ける。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「なのに、興味がある事には熱心に取り組むし、諦めない。&hellip;ロイドはとっても真っ直ぐなんだ。自分を卑下する事も、誰かを恨む事も、しない。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">ロイドは、『父親』を恨んだり自分の境遇を嘆く人間ではないと、ミトスは暗に伝えている。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&hellip;だが、クラトスはまだ踏ん切りがつけられずにいる。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">&nbsp;</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">ミトスはわざとらしく大きくため息をつき、真剣な目でクラトスを見据えた。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「さっき、言ったよね。『ロイドを守るには自分は役不足だった』と、彼女は言っていたって。」<br />
「っ！」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">ハッとクラトスが目を見開く。</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">「ロイドは今、危険に立たされているって事だよ。」</span></font></p>
<p><font color="#666699"><span style="background-color: #ffffff">ミトスの言葉が、静かなその場に大きく響いた。<br />
<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
ミトスがロイドと友達になってる設定でこれを書いていたのですが、ミトスとロイドが知り合った経緯を書こうとして、挫折していました&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
どうしても中途半端にはしたくなくて、悩んでいたのですが、上手くまとめられなかったので、結局削ってしまいました。<br />
<br />
パパンサイドを書けて、ちょっとだけ満足です（汗）<br />
これからは、またサクサクと更新していきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</span></font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/18</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E8%A7%A3%E3%81%8D%E6%94%BE%E3%81%9F%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%8A%9B" />
    <published>2009-03-26T16:57:03+09:00</published> 
    <updated>2009-03-26T16:57:03+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>解き放たれた力</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699">＊『閉ざされていた過去』の続きです。<br />
<br />
<br />
<br />
―――怖い&hellip;怖いの&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
あの人が血にまみれていって&hellip;&hellip;なのに私は&hellip;&hellip;<br />
何も、何も&hellip;&hellip;―――</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">その声は、俺の恐怖を増幅させるもの。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
見た事も無い、室内に居る。<br />
その風景と俺との間を繋いでいる人物の心は恐怖で乱れている。<br />
死ぬかもしれない、という恐怖ではなく、それは&hellip;『あの人』を失うかもしれないという恐怖。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">気味が悪い位、色白の細い男が笑みを浮かべている。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
&hellip;お、れは&hellip;&hellip;知ってる&hellip;&hellip;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
―――思い出さなくていいのよ、ロイド―――</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
でもっ、知ってなくちゃいけない事のような気がするんだ&hellip;</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
―――&hellip;ロイド。<br />
　　あなたには&hellip;同じ気持ちを味あわせたくないの&hellip;&hellip;&hellip;あんな、あんな思いはっ―――</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
終始、悲しげな声は近くで囁き続けてくる。<br />
俺の歩みを止めようとしているが、俺は止まる事が出来ない。<br />
このままじゃいけない&hellip;自分の心が、そういっているから&hellip;。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
―――あの人を失ったら、どうすればいいの&hellip;怖い&hellip;&hellip;&hellip;―――</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
目の前に広がる紅。<br />
大切な大切な『あの人』が血を流している。<br />
恐怖に、悲しみに&hellip;支配、される&hellip;。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">&hellip;違う。<br />
これは俺の心じゃない。<br />
この光景を、この視線で見ているのは、俺じゃない&hellip;&hellip;！！</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">―――ロイド&hellip;―――</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
&hellip;&hellip;&hellip;あぁ、そうか。<br />
かあさん、だったんだな&hellip;&hellip;&hellip;ずっと、俺の中に居たんだな&hellip;&hellip;。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">何の前触れもなく、ロイドはパチリと目を開いた。<br />
目の前にあるのは、今まで観ていたものとは違う紅。<br />
橙に近い、明るい紅&hellip;ルークの髪。</font></p>
<p><font color="#666699">「ルー、ク？」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークはロイドの頭の横に両手を置き、その上に頭を乗せて寝ていた。<br />
ロイドは、そっとルークの髪に手を伸ばし、チョンッと触る。<br />
ルークの髪に触れた自分の手をしばし見つめ、眉を寄せる。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
―――声が、聞こえたからだ。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
そして、今度は前髪を一房だけ、やわらかく握る。<br />
ロイドはゆっくりと瞳を閉じ、『その人物』と話を始めた。</font></p>
<p><font color="#666699">「お前は、ちゃんと生きてるんだな。&hellip;そうか、ルークを待ってるんだな。」</font></p>
<p><font color="#666699">ロイドは横になったまま、話を続ける。</font></p>
<p><font color="#666699">「素直じゃない奴だな。」</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
暫くして、ルークは目を覚ました。<br />
ロイドが起きた事に驚き、安堵して、強くロイドを抱きしめた。</font></p>
<p><font color="#666699">「ごめんな、ロイド。ごめん&hellip;っ！」</font></p>
<p><font color="#666699">何度も何度も謝り、その度に抱きしめてくる力を強めるルークの背に、ロイドは腕を回した。<br />
ポンポンと、ルークの背を軽く叩く。</font></p>
<p><font color="#666699">「ルーク。ルークが俺に謝る必要なんてない。」</font></p>
<p><font color="#666699">罪悪感に苛まれ、悪夢に脅える幼子のようなルークを安心させるように、ロイドは穏やかに微笑んだ。<br />
自分よりも筋肉の付いた、逞しい背をポンポンと軽く叩く。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「俺こそ、心配かけてごめんな。もう大丈夫だから&hellip;。」</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
言葉では伝えきれない部分を補う様に&hellip;ロイドはルークが落ち着くまで、ずっとそうしていた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「なぁ、ルーク。&hellip;ルークは特別な力って、あると思うか？」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークが落ち着いて、暫くしてから、ロイドがポツリと言う。<br />
ロイドの真っ直ぐな視線を受け、ルークは小さいながらも返事をした。</font></p>
<p><font color="#666699">「俺は&hellip;ある、と思う。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークは、ロイドを見つめ返しながら続ける。<br />
まるでロイドに暗示をかけられているかのように、思っている事がすらすらと口から出てしまう。</font></p>
<p><font color="#666699">「ロイドと逢った時、感じた&hellip;。ずっと殴られ続けて、感覚なくなってきてたけど、雨の一粒一粒が冷たかった。でも、ロイドの手はあったかかった。握ってるだけなのに、何か守られてるみたいに安心できた。」</font></p>
<p><font color="#666699">ルークの言葉に、ロイドはパチパチと数回、目を見開く。<br />
思わぬ言葉だったからだ。<br />
そして同時に、あの時のルークを思い出し、ロイドは眉を寄せる。<br />
ルークは、手を伸ばし、ギューっとロイドを抱きしめた。<br />
ロイドは、ルークの逞しい背に手を回す。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">ルークは、ロイドに話さなければいけない事が沢山あった。<br />
けれど、何故かこうして抱きしめ合っていれば、言葉なんて使う必要がないような気がしていた。<br />
そうしてロイドをギューっと抱きしめていると、ルークはふと気が付く。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
目の前に、腕の中にとらえているロイドが、自分の中に居るような感覚。<br />
不思議な感覚に戸惑うも、嫌悪感は微塵もない。<br />
まるで取り込むみたいに、もっと強く抱きしめた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
『ルーク。』</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
その時、ルークは確かに耳ではなく、身体の中から&hellip;心でロイドの声をきいた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</font></p>
<p><font color="#666699">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
</font><font color="#666699">お父さんが出せなかった&hellip;。<br />
<br />
クラトスパパは次こそ出る予定です！（汗）<br />
アンナママのストーカーはただのストーカーではなく、ママの『力』に関心があった訳です。<br />
<br />
ロイドがルークに触れ、話をしていた相手は彼です（笑）<br />
話していた内容については、また書いてみたいと思っています。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/17</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E8%A6%AA%E5%AD%90%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%EF%BC%8B%E3%83%91%E3%83%AD%EF%BC%89/%E9%96%89%E3%81%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E9%81%8E%E5%8E%BB" />
    <published>2009-03-05T23:32:10+09:00</published> 
    <updated>2009-03-05T23:32:10+09:00</updated> 
    <category term="親子（現代＋パロ）" label="親子（現代＋パロ）" />
    <title>閉ざされていた過去</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<p><font color="#666699">＊『哀しげな紅い瞳』の続きです。<br />
<br />
<br />
「どうしました？」<br />
細い目、相手を嘲笑う様に歪められている口。<br />
その手が、こちらに伸ばされている事実に、思考が回らない。<br />
身体が強張り、一歩も動けない。<br />
瞬きも、出来ない&hellip;&hellip;&hellip;。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">ロイドは目を見開き、身体を小刻みに震わせていた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
その様子を見ていたルークとクレスは、それぞれ動く。<br />
ルークは、震えながらも視線すら動かせないロイドを横から力任せに引き寄せ、抱きしめる。<br />
クレスは、そんなルークの前へ立ち、目の前の男からロイドを隠す。<br />
病的とも言えるほど肌が白い男は、不気味にも笑みを深めた。<br />
「フッ、今日は良い日になりましたよ。それでは&hellip;。」<br />
まるで顔を隠すかのように、男は手にしていた帽子を深くかぶり、クレス達に背を向けた。<br />
クレスは男の後姿が見えなくなるまで、ずっと前を向き、ルークは依然として震え続けるロイドを抱きしめていた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「&hellip;ロイド&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
男が去り、ロイドがルークの腕の中で気を失ってしまい&hellip;&hellip;ルークはクレスと共にロイドの家へと来ていた。<br />
その場が、ロイドの家へと近かった為、クレスが、すぐにダイクへと電話をしたのだ。</font></p>
<p><font color="#666699">二人がロイドの家へ辿り着くと、既に外で待っていたダイクが、ルークが背負っているロイドを覗き込み、家の中へと案内してくれた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
ぐったりとしたロイドをベッドへ寝かせ、取りあえず三人は落ち着く。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「色白の男、なぁ&hellip;。俺には覚えがねぇなぁ&hellip;&hellip;。ロイドから聞いた事もねぇしな。」<br />
「そうですか&hellip;。」<br />
ダイクは、首をひねって必死に思い出そうとしたが、そんな男に覚えはなかった。<br />
返事をするクレスも、店の客の顔を色々と思いだしてみるが、覚えがない。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「それで、ロイドは何も言わなかったのかい？」<br />
「言わなかったというよりは&hellip;&hellip;言えなかったという感じでした。何か&hellip;ひどく怯えている様で、一歩も動けないまま、男が見えなくなってから倒れて&hellip;。」<br />
「うーん、ロイドがなぁ&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
ダイクはそんなロイドを一度だって見た事がなく、上手く想像が出来ない。</font></p>
<p><font color="#666699">クレスは少し考えてから、ふと、思い至った事を口にする。<br />
「トラウマ、とは考えられませんか？」<br />
「っ！？」<br />
その言葉に、ルークは目を見開いた。<br />
「おれは、ロイドが３歳くらいの頃にあいつを引き取ったが&hellip;孤児院は何も言ってなかったし、ロイド自身そんな様子を見せた事ぁないなぁ&hellip;。」<br />
孤児院に連絡してみるか&hellip;と、席を立とうとするダイクを、ルークは引きとめた。<br />
大事な話がある、と&hellip;&hellip;&hellip;。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
椅子に座っているダイクとクレスに背を向けたまま、ルークは眉を寄せ&hellip;ゆっくりとロイドの髪に触れた。<br />
そっと頭を撫で続ける。<br />
ルークは、全く反応を返す事無く未だにぐったりとしているロイドの様子に、ずっと決断を躊躇っていた自分を責めた。<br />
自分がもっと早く気付き、何か対処できていれば！&hellip;と。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
重い口を、ルークは漸く開いた。<br />
それは、クラトスという&hellip;ロイドの実の父親から聞いた事&hellip;。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「ロイドの母上って人は、たちの悪いストーカーにつけ狙われてたんだ。」<br />
ルークは、己の弱い心を補う様に、心の安定を望むように、ロイドの髪を撫で続けた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
ロイドの母、アンナはストーカーに追われている時、クラトスと出逢った。<br />
あまりにも怯えているアンナを、クラトスは気遣って、落ち着けてくれたらしい。<br />
そして、ストーカー被害を警察に報告するのにも付き合い、二人の距離は次第に狭まっていった&hellip;。<br />
やがて二人は結婚し、年月が流れ、ロイドが生まれた。<br />
そして起こった事件。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
アンナに付きまとっていたストーカーが再び彼女の前へ姿を現したのだ。<br />
生まれて間もないロイドを盾にし、男はクラトスを刺した。<br />
崩れ落ちるクラトスに悲鳴を上げるアンナ。<br />
男は、クラトスを助け起こすアンナを不満げに眺め&hellip;&hellip;&hellip;そして、煩く泣き叫ぶロイドにまで刃物を向けた。<br />
『や、めろっ！&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;ロイドっ！』<br />
クラトスが叫びながらも、ロイドへと手を伸ばした時、男はロイドの頭を刃物の柄でなぐりつけた。<br />
更に泣くロイドに、男の殴りつける手は加速する。<br />
『ふぎゃぁっ、ふぎゃぁぁぁぁー！！―――――っ！』<br />
『っ！？っロイ&hellip;』<br />
『&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。』<br />
&hellip;そして、ロイドの頭がガクッと傾き、血が床へと落ちる。<br />
『ロイドーーーーー！！！！！』<br />
『やめてぇーーーー！！！！！』<br />
クラトスは、気力だけで立ち上がり、驚きに男が怯んだ隙に、ロイドを取り返し、アンナに託す。<br />
『逃げるんだっ！！！！！』<br />
血に染まった腹部を押さえながら叫ぶクラトスを、泣きそうな顔で見つめたアンナ。<br />
『私から逃げられると、本気で思っているのですか&hellip;？愚かですねぇ&hellip;&hellip;。』<br />
『アンナっ！！』<br />
男の視線を受け、身をすくませたアンナは、夫に名を呼ばれた事で、ハッとし、最後に夫と視線を絡ませた後、駆け出した。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">「ロイドの父上は、その後また数回刺されて&hellip;意識を失ったんだって&hellip;。それで、目を覚ました所は病院で&hellip;。」<br />
「ロイドたちを探そうとはしなかったのかい？」<br />
クレスが、話し続けるルークにふと問いかける。<br />
ルークは首を横に振り、続ける。<br />
「翌日、送り主不明の見舞いの品が届けられて&hellip;その中にあったメッセージカードには『今すぐあの世で会えなくて残念でしたね。でも、死ぬ楽しみは出来たでしょう？』って、書いてあったんだってさ&hellip;。それから、どんなに捜索してもらっても、ロイドたちの行方は分からなかったらしい。」<br />
「捜索しても分からなかった？」<br />
クレスは怪訝そうな顔をする。<br />
「ロイドたちが発見された孤児院は、ロイドたちの住んでた土地からすげぇ遠いんだって&hellip;。だから捜索範囲を少し広めたくらいでは見つからなかった。そして&hellip;捜索は打ち切られた&hellip;&hellip;。」<br />
「&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
ダイクは、ゆっくりとロイドのベッドの横に立ち、ロイドの顔を眺めた。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
「確証はないけど&hellip;仮にあの男が、そのストーカーだったとしたら&hellip;潜在意識の中であの男の存在を、ロイドは覚えていたのかもしれない。」<br />
ルークの言葉に、クレスは頷く。<br />
「&hellip;最近、ルークが元気がなかったのは、その事を知ってしまったからなんだね？」<br />
ルークは、ロイドの髪から手を放し、俯いた。<br />
「ロイドがね、とても心配していたよ。ルークが一人で何かをため込んでる感じがするって。」<br />
クレスの言葉に、ルークはギュッと目を閉じた。<br />
「ロイドを守りたかったんだ！でも、でもっ、どうしたらいいか解らなかった。俺、俺&hellip;ロイドの為に何も出来てないんだ&hellip;&hellip;&hellip;。」<br />
項垂れるルークの肩をしっかりと叩いたのは、ダイクだった。<br />
「そんな事はねぇ。お前さんは、その話を今、俺たちに聞かせてくれたじゃねぇか。こんなに息子の事を心配して貰って、俺は嬉しいぜ。」<br />
穏やかに笑って言うダイクに、ルークは泣きそうになるのを堪えた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699"><br />
「新メニューの追加と、机の配置替えは僕とマスターでやっておくよ。」<br />
優しく笑いながら言うクレスに、ルークは戸惑う。<br />
「えっ、でも&hellip;。」<br />
「装飾品の買い出しは、またにしよう。それじゃぁ。」<br />
そもそも、今日三人が出掛けたのは、ロイドたちのアルバイト先である『FANDOM』の新たな装飾品を選ぶ為だった。<br />
急がなくても大丈夫だからってロイドに伝えておいてね、と告げ、ロイドの部屋から出て行ったクレスの後姿を見送り、ルークの視線は再び眠るロイドへと向けられる。</font></p>
<p><font color="#666699"><br />
先程の男が、例のストーカーでない事を祈りたい。<br />
けれど、ロイドの母親を追い回していたストーカーらしき男は未だに掴まってはいないという事。<br />
「ロイドっ&hellip;&hellip;。」<br />
ルークは毛布から出ているロイドの手をギュッと握りしめた。</font></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><font color="#666699">＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
痛い話で、本当にすみません&hellip;（＿＿；）<br />
いい加減、過去を隠し続けているのもどうかと迷い、書いてみました。</font></p>
<p><font color="#666699">最近、OVA版シンフォニアをよく見ています。<br />
そこから生まれた（創り出した）ストーカーキャラ。</font></p>
<p><font color="#666699">捜索や、身元不明などについて、色々と現代設定ではない感じになっていますが&hellip;どうか流してやってください。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font></p>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>bluewingangel.blog.shinobi.jp://entry/16</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://bluewingangel.blog.shinobi.jp/%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A4%EF%BC%88%E7%9F%AD%E7%B7%A8%EF%BC%89/%E5%B0%8E%E3%81%8D%E3%81%AE%E6%89%8B" />
    <published>2009-02-19T00:09:10+09:00</published> 
    <updated>2009-02-19T00:09:10+09:00</updated> 
    <category term="ルクロイ（短編）" label="ルクロイ（短編）" />
    <title>導きの手</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<font color="#666699">＊設定は親子（現代＋パロ）のものです。<br />
内容はルクロイの出逢いです。<br />
<br />
<br />
<br />
「ルークっ！あぁ、良かった&hellip;」<br />
泣きながら抱き締めてくる母上の口は、確かに俺の名を呼ぶのに、その目は［オレ］を見てはいなかった&hellip;。<br />
<br />
<br />
兄が重い病で倒れた時、元々体の弱い母上は、ショックで食事が喉を通らなくなった。<br />
<br />
意識の戻らぬ兄、アッシュ。<br />
痩せこけていく母上。<br />
&hellip;父上は、金にものをいわせ、母上を救い出すすべを見つけ&hellip;実行した。<br />
<br />
<br />
自分たちの息子は、初めから１人だった事にしたのだ。<br />
アッシュの名は、母上の記憶から消され&hellip;『重い病にかかった愛しい息子』は、［ルーク］になった。<br />
<br />
俺は、アッシュを忘れた母上が望む通りに、ファブレの名に相応しい品格を得る教育を受け、半ば軟禁状態で１６歳まで育った。<br />
<br />
<br />
そして、半年前&hellip;アッシュの意識が戻ったと海外の大病院から連絡が入った。<br />
父上は大喜びし、俺と母上を連れて、アッシュのもとへ急いだ。<br />
アッシュに「母上」と呼ばれた瞬間、母上の記憶は戻った。<br />
<br />
母上は自分の弱さを恥ながらも、アッシュを抱き締めていた。<br />
その目は&hellip;しっかり『アッシュ』を見つめていて&hellip;俺は怖くなった。<br />
<br />
アッシュが戻ったならば、俺は用済みなんじゃないかと&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
俺は、ずっと自由になりたかった。<br />
自由に外に出たかった。<br />
不満ばかり口にしては、使用人たちを困らせてきた&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
&hellip;今思えば、我儘三昧だった。<br />
<br />
アッシュは家には戻ってこなかった。<br />
そのまま海外でリハビリをする事にしたらしい。<br />
その事に、少しの寂しさと&hellip;安堵を覚えつつ、感覚のない日々を過ごした。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
そして、俺は出会ったんだ&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
『何やってるんだ、お前らっ！？』<br />
真っ直ぐな瞳は、強く降り続ける雨の中でも、少しも揺るがない。<br />
俺の胸倉を掴んでいた奴の顔に向けて、ビニール袋が投げられた。<br />
『がっ！』<br />
胸倉から手が離れたと気付いた時&hellip;俺は既に、走り出していた。<br />
暗闇をさ迷っていた心を、光へと導くように、温かい手が俺を引っ張っていたから&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
連れてこられた先にあったのは、喫茶店だった。<br />
木材で出来た古臭い建物&hellip;&hellip;けれど、中の少し暗い灯りは優しくて&hellip;温もりみたいなものを感じた。<br />
<br />
『わりぃ、クレス。少しだけ匿ってくれ。』<br />
息を乱し、俺の手を握ったまま、カウンターに立つ男に話しかけるソイツ&hellip;。<br />
『構わないけど&hellip;。あまり危険な事に首を突っ込んじゃだめだよ、ロイド？』<br />
穏やかに笑いながら、男は俺たちをカウンターまで招いた。<br />
<br />
座ると、漸く俺の手を放し、ソイツは笑った。<br />
『お前、珈琲好きか？クレスの入れる珈琲は美味いんだぜ！苦いのダメな俺でも飲めるんだ。』<br />
『&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。』<br />
『？どうした？』<br />
あまりにも真っ直ぐに笑いかけてくるから、どう返していいか、解らない俺に、珈琲が出される。<br />
『どうぞ。』<br />
『えっ、&hellip;&hellip;あ、&hellip;&hellip;えっと。』<br />
思わずポケットを探ると、カウンターの男が苦笑しながら言う。<br />
『お金はいいよ。まだ準備中だから誰もいないし、１人分入れるのも２人分入れるのも、そう変わらないから。』<br />
『早く飲んでみろよ。絶対美味いって思うからさ！』<br />
隣のソイツにも進められて、カップに口を付けて傾ける。<br />
『っ&hellip;。』<br />
熱いコーヒーが、ついさっき殴られて切れた口内を刺激する。<br />
思わず顔をしかめると、ソイツの手がスッと俺の頬に触れた。<br />
『&hellip;結構殴られた、みたいだな。』<br />
どこか痛そうな顔をするソイツが、不思議で仕方がなかった。<br />
殴られた痛みを超越する手の温もりに&hellip;気がつけば俺は縋りついていた&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
<br />
『俺はロイドだ。よろしくな、ルーク！』<br />
満面の笑みと共に差し出された手を、強く握り返す。<br />
『よろしくな、ロイド。』<br />
<br />
俺は、ロイドが『FANDOM』という、その喫茶店でアルバイトをしているのだと聞き、自分も働きたいと、クレスという男に頼み込んだ。<br />
クレスは快く承知してくれ、ロイドも変わらぬ真っ直ぐな笑顔を向けてくれた。<br />
<br />
<br />
思わず縋りついてしまったロイドの手&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
俺の手とあまり変わらない&hellip;いや、比べたら俺より少し小さい位なのに、ロイドの手はあたたかい。<br />
彼の心と同じように&hellip;。<br />
縋りついた俺を、少しも不審な目で見る事なく&hellip;&hellip;ただ驚いて、そして俺の手にもう片方の手を重ねてくれたロイド&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;&hellip;。<br />
ロイドは、何も話さない俺に、無理に話さなくてもいいと言って、笑った。<br />
<br />
<br />
街を彷徨い歩いていたら、からまれた。<br />
３人に囲まれたが、恐怖心はなかった。<br />
小さい頃から、護身術は習っていたから。<br />
だが&hellip;いざ手を振りかざすのを躊躇ってしまった。<br />
習ってはいても、実際に人を傷つけた事はなかった。<br />
俺は&hellip;誰かを傷つけて堪えられる程の強さすら、持ち合わせてはいなかったんだ。<br />
<br />
&hellip;そうロイドに言ったら、ロイドは怒った顔をして言った。<br />
『そんな強さ、意識する必要ないだろ！』<br />
不要だとは言わなかったロイド。<br />
『逆に、何かを傷つけても何も感じなくなっちまったら&hellip;ダメだろう？』<br />
真剣な言葉から溢れてくる優しさ。<br />
ロイドの言葉は、何処か説得力があった。<br />
明確な理由がない言葉&hellip;。<br />
もっともらしい理由がついていないからこそ、スッと心に染み入ってきた。<br />
<br />
<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊<br />
ルーク視点で、過去ネタ。<br />
現代親子パロなのに、パパは出てきません（汗）<br />
<br />
あくまでも番外編ということで&hellip;。<br />
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊</font>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>飛翔</name>
        </author>
  </entry>
</feed>