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『テイルズオブシンフォニア』のロイド受けで小説を書いていきたいと思います。 今、はまっているのは、ルクロイとゼロロイです。 コメントなど頂けると、励みになります!!
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飛翔
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女性
自己紹介:
こんにちは。
かなり遅れて『シンフォニア』を知り、ロイド君が大好きになった飛翔と申します。
同士の方は、是非よろしくお願いします!
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おかしな三者面談

*『輝く存在』の続きです。



「そうか、お前がロイドか。」
「何が『そうか。』だよっ!?ふざけんなっ!!」
目の前で偉そうに、そう呟く長髪の男に、ロイドは怒り心頭だった。


それも仕方がないだろう。
突然ルークと歩いている時に、車にて拉致されたロイド。
暴れに暴れて、自分を車へと押し込んだ大柄の男を気絶させたまでは良かった。
(振り回した腕が、男の首へと深く入った。)
が、男を気絶させたと同時に、車は止まり、そうかと思えば、自動でドアが開き…今、目の前に居る青い髪の男が立っていたのだった。
たどり着いた先は、見慣れない場所で…。
気がつけば、ロイドの両脇には他の男が立ち、がっちりとロイドを拘束した。
(ちなみに左側に立った男は、先程、気絶させた男だった。)


「はーなーせーよーーっ!!!」
大柄の男二人に拘束されてしまえば、逃れるのは難しい。
それでも、抵抗は止めないロイド。
先程のようにぶったおしてやろうと考えていた。


そんなロイドの正面に立つ、青髪・長髪男は、上から下までじっくりとロイドを眺め続ける。
「俺になんの用だよっ!?」
とりあえず、目の前の男を睨みあげて怒鳴るロイド。
すると、青髪の男は、漸く満足(納得?)がいったのか、ロイドの顔に視線を向け、口を開いた。
「お前の父親の親友だ。」
「はぁっ!?」
男の言葉に、ロイドは隠すことなく、疑惑の目を向ける。
が、男は何も言わない。


「~っ!あんたが親父の親友だとしてっ!俺に一体なんの用だよっ!?」
とりあえず、話を進めようとロイドは納得しないまま、けれど許容して話を進める事を試みる。


一方、青髪・長髪の男…ユアンは、ロイドが実父と養父の取り違いをしてしまっている事に気付きながらも、あえて指摘はしない。
(ちなみに、自称『親友』である。)




「ロイドっ!!!」
ロイドがジタバタと暴れる音だけが響いていた場に、一つの声が聞こえてきた。
「っ、ルーク!」
ロイドの名を呼んだのは、ずっと車を追いかけてきていたルークだった。
結構な距離だったのにも関わらず、ルークは決して足を止めなかった…否、止められなかった。
突然、目の前から奪われた光を、失いたくなかったのだ…。


多少、息が切れていたルークだったが、拘束されているロイドを見、すぐに男たちに飛びかかる。
お坊ちゃんではあるが、危険もある為にある程度の護身術を身に付けているルークは、すぐにロイドの右腕を拘束していた男を蹴り倒す。
右手が自由になった瞬間、ロイドは体をひねり、右手で拳を作り、左腕を拘束する男の腹へと打つ。
体格の良い男は、倒れはしないものの、腹を押さえて背を丸くした。


「大丈夫か、ロイドっ!?」
ルークはロイドの両肩に手を置き、ロイドの身を案じた。
「あぁ、ルークのおかげだよ、サンキューな!」
ルークにお礼を述べながら、ロイドは気付く。
自分の返事を聞いて、安堵の笑みを浮かべたルークの顔が汗で光っている事に…。
自分の為に必死に追いかけてきてくれたのかと思うと、申し訳ないと思う反面、嬉しくて…照れくさく感じるロイドだった。


「…私を無視するな。」
「「っ!」」
そんな二人を見守っていたユアンが、口を開く。
瞬間的に、ルークを庇うように前へ出ようとしたロイドだったが、それはルークも同じだったようで、肩がぶつかる。
「ロイド!」
が、ルークに力で押し戻され、ロイドはルークに守られるように、彼の後ろで手を握り込まれる。
ずっと走ってきて、汗だくのルークの手は、冷たくて…何故か抗えなくなる。


「ふむ。貴様にも良い友がいるようだ。ならば…。」
ポイッと、ユアンがルークたちに何かを放り投げる。
反射的に、それをキャッチしてしまうルーク。
投げられたものは、チケットだった。



『ツーハーツ 新年コンサート!』と大きく書かれているチケットを眺めるルークとロイド。
「「??」」
そんな二人を満足そうに眺め、ユアンは偉そうに笑みを浮かべて言った。
「二人で来い。待っているぞ。」

気がつけば、ルークとロイドが倒した男たちはユアンの横に真直ぐに立っていて…ユアン達は車に乗って去っていった…。




「なぁ、ルーク。これって…なんだ?」
そもそも『コンサートのチケット』を知らないロイド。
「コンサートのチケット、だな。それにしても…『ツーハーツ』。確かクラスの女子が騒いでたような…。」
名前は聞いた事があるも、全く興味がないルーク。
そんな二人には、先程去ったユアンが実はかなり名の売れている歌手グループなのだと知るよしもなかった。




**********************
親子カテゴリーなのに、パパを出せなかったです(泣)
ユアンの優秀な部下である彼の名前を間違っていました、すみません!
ボーダではなく、ボータだったのですね(汗)
名前を出せなかったのですが、ロイドを拉致った大柄の男はボータさんです。
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