癒しの翼
『テイルズオブシンフォニア』のロイド受けで小説を書いていきたいと思います。 今、はまっているのは、ルクロイとゼロロイです。 コメントなど頂けると、励みになります!!
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かなり遅れて『シンフォニア』を知り、ロイド君が大好きになった飛翔と申します。
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2025/09/01 (Mon)
2009.01.10
100年後の未来
「100年後、帰ってくる…クラトスに、何か残してやりたいんだ。」
「…そりゃまた。相変わらず父親想いです事~。」
軽口で返すゼロスに、ロイドは困ったように眉を寄せながらも微笑んだ。
「もう直接…『父さん』って、呼べない代わりに…………。」
「成程ねぇ~。で、具体的には?」
「ぅっ!…………。」
明らかに何の案も持っていないロイドの様子に、ゼロスはニヤリと人の悪い笑みを浮かべ、ロイドの耳元で囁いた。
「俺さまにイイ案があるぜぇ~?」
ビクつくロイドの細い肩を優しく掴み、ゼロスは続けた。
「…ただし、それには俺さまたちにかなりの覚悟が必要だ。」
「かく、ご…?」
思いかけず真剣な声色に、ロイドは驚きよりも、言葉を理解しようと試みた。
「今、帰った。」
ポツリと呟いた長身の男は、静かにそこに片膝をつく。
彼の目の前には、昔と…100年前、この星をたつ前と全く変わらない、よく手入れのされた綺麗な墓石がある。
「アンナ…。」
右手を墓石に伸ばし、彼…クラトスは100年ぶりに妻の墓石に触れた。
木々に遮られながらも、かすかな光が射すそこは、かすかに温かい。
暫し妻の墓を眺めた後、ふと隣の墓石に視線をそらす。
100年前には無かったものだ。
クラトスは、一度強く目を閉じ…ゆっくりと墓石に刻まれている名を読み取る。
そこには、彼が最も望んでいなかった名は刻まれてはおらず…クラトスは静かに詰めていた息を吐きだした。
そして、今度は、隣の墓石の前に立ち、目を閉じた。
『ダイク殿…ありがとう。』
妻の墓をたててくれて…。
息子を立派に育ててくれて…。
そして…恐らくは息子に見とられてくれて…・。
100年経っても、ダイクがロイドと暮らしていた家は、残っていた。
大分、ガタはきているが、未だに生活感は残っていた。
妻とダイクの墓が残っている以上、彼らの…ロイドの縁の者が住んでいる可能性は高い。
けれど、もう100年も経っているのだ…。
反対側にあるノイシュの小屋があった場所辺りにでも…あるのかもしれない、と彼は思う。
けれど彼は見たくなかった。
最も望んでいない…息子の名が刻まれた墓石を……………。
やがて、クラトスは決意して、立ちあがる。
自分より長く生きて欲しいと望みながらも、決して無理である事は解っていた。
それでも…死ぬ事には何の意味もないのだと…真直ぐに言った息子の姿と言葉が心の奥に残っていて、願わずにはおれなかったのだ。
クラトスがゆっくりと歩を進めると、突如、ズザザザァー!と、上から何かが降ってきた。
「っ!」
思わず、剣の柄に手を添えたクラトスだったが、落ちてきたものを見て、その手は剣から離れる。
「…………………。」
落ちてきたモノは、ギュッとクラトスにしがみ付いている。
短いその髪は、薄い金色で…100年前、息子の隣に居た少女を思い出させる。
が、力の込み具合からいって、今クラトスにしがみ付いているのは少年だろう。
そう…丁度、100年前の息子と同じ年頃の…。
「………………。」
「あんた誰だよ~?俺たちの家に何か用か~?」
しがみついている少年を無理に引き離す気にもなれず、動けぬままだったクラトスに、今度は目の前の木の横から青年が出てくる。
こちらは…かなり見覚えがある顔つきだ…。
ついでに言えば、何処か軽く感じる口調も、100年前に息子に懐いていたヤツに似ている。
が、その青年は見事な黒髪だった。
そう…100年前のドジな暗殺者と同じ髪の色…。
ロイドを好いていた娘と………・。
思わず凝視していると、黒髪の短髪青年は、不機嫌そうな顔を、一層険しくしていた。
「…おい、離れろ。」
青年は、そう言って、クラトスにしがみ付いている少年の肩に手を置き、引っ張る。
だが、クラトスにしがみ付いたままの少年は、首を横に振り、更に力を込めてクラトスにひっつく。
何が何だか解らない…いや、粗方理解できているであろうクラトスの脳内は、只今混乱中だった。
恐らくコレットの子孫と思われる少年(しがみついたままなので、顔は見えない)と、しいなの子孫と思われる黒髪の青年は、どうやらこの家で一緒に暮らしている様子。
100年前、ここはダイクとロイド(とノイシュ)の家だった。
そこから分析してしまう彼が知らない未来とは…。
『この子は、もしやロイドとコレットの…。』
そう思えば思うほど、クラトスは切なくなった。
子孫を残すほどに、息子は成長し、そして恐らく…。
どよーんとした空気を纏い始めたクラトスに、黒髪の青年は、深いため息をつき、人を喰った笑みを浮かべた。
そう、まるで100年前の神子と同じように…………。
「もう喋ってもいいぜぇ~。ったく、計画台無しだしぃ~?」
「…計画?」
思わずクラトスが口を開くと、しがみついている少年が顔をあげた。
「っ!」
それは…100年前のあの日と同じ……クラトスを見送った時の苦しげな顔をした息子、ロイドだった。
「っ、ぅ~!」
視線を合わせていると、ボロボロとロイドの瞳からこぼれおちてくる涙。
自分が旅立った後も、こんな顔をして泣いていたのかと思うと、クラトスは胸が締め付けられる思いだった。
「はいはい~、感動の親子対面はその辺でぇ~。つか、いい加減にしろ、親バカ親父!!」
気がつけば、クラトスはしがみ付いてくる息子の背に逞しい両腕を回し、支えながらも強く強く抱きしめていた。
黒い物体が飛んできて、思わずロイドを抱えたまま避ける。
落ちた物を見ると、それは真黒なカツラだった。
そして、目の前で憎々しそうに、こちらを見ている人物は…。
「神子…。」
100年前と変わらぬ、赤い長髪を手で払いながら、青年は、近付いてきた。
そして、クラトスにしがみ付いている少年の金の髪を引っ張る。
呆気なく…金の髪…、いや、カツラは取れて、その下からは茶色の髪が現れた。
恐らくカツラをかぶる為に下ろしたのだろう…ロイドの髪はストンッと下に流れ落ちていた。
何処か若い頃の自分を見ているような不思議な感覚に、クラトスは血のつながりを改めて感じながら、笑った。
「お帰り…お帰り……・父さんっ!!」
泣きじゃくり、赤くはれ上がった目元を隠そうともせず、満面の笑みで歓迎してくれた息子に、クラトスは小さく囁いた。
「ただいま、ロイド。ありがとう…。」
「えーっと、じゃぁ俺がコレットと俺の子孫、ゼロスがしいなとゼロスの子孫のふりをするってことか?」
「そうそっ!だから~、ロイド君は髪下ろして、金色のカツラね~。」
何処までも楽しげなゼロスの案に、ロイドは混乱顔だ。
ゼロスの提案は、まず、2人そろってのエクスフィア装備の継続から始まった。
天使化してしまえば、刻の流れなど関係がなくなる。
ロイドは随分悩んだが、ゼロスと共に生きられるのなら、と頷いた。
エクスフィア回収の旅を終えても、2人は自分たちのエクスフィアだけは外さなかった。
ロイドは、ゼロスに生というものを楽しんで欲しかった。
生きる事は苦しい事だけではないのだと、知ってほしかったのだ。
エクスフィアを外す事はいつでも出来る。
充分に、生というものを体感出来たら、いつでも外そうと、ロイドは考えていた。
が、逆にゼロスは望んでいた。
ずっと2人で生き続ける事を…。
ロイドという光に出逢えた。
その光に触れる事を、抱き締める事を許された。
それならば…2度と手放したくなどない…。
細かい考えは違うものの、2人は結局、共に生きる事を望み、100年を過ごしたのだ。
「どうして、子孫のふりなんてする必要があるんだ?」
心底不思議そうに訊くロイドに、ゼロスはしたり顔で言う。
「その方が、天使様が驚くからだって。せっかくの再会なんだし、サプライズは必要だぜ?」
「さぷらいず?」
「どっきり企画って事。」
ふむふむと頷くロイドに笑いかけながら、ゼロスは着実にクラトスを一瞬でも悲しみにくれさせる為の案を練っていった。
本当はロイドに、「あんた、俺のご先祖様?」と言わせ、クラトスを混乱させる予定だったというのに…。
最終的には、明かすつもりだった真実なので、仕方ないと、ゼロスはため息をついた。
目の前で幸せそうに話す父子を眺めながら、ゼロスは「今日だけは、俺さまのロイド君を貸してやる。」と自分を抑える。
その夜、可愛らしくも愛おしくもないクラトスと、愛してやまないロイドと一緒に床で眠る事になる事を、ゼロスはまだ知らない…。
*もちろん提案者はロイド!
**********************
ゼロロイ…を書きたかったのに、パパが出張っちゃいました(汗)
こんな話もアリかな、と。
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2009/01/10 (Sat)
ゼロロイ(短編)
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